迷走の先に
桜並木!
まだ買ってもないのに、またマンションに行ってしまいました。
桜と椿に囲まれて、来年からはこの景色が毎年見られるのかぁ。
この間、融資の事前審査が通ったと連絡いただきました。リノベーションの費用が確定したら、いよいよ本契約です。
でも、でも、甘かったのです。
予算の壁がドーンでした。
毎月の返済額がいくらまでなら大丈夫か。
そう考えると、物件価格や借入額がおのずと見えてくる。
そんな考えで、リノベーション費用を決めたのですが、憧れのキッチン中心のプランを作って、ムクの床を見に行ったり、ふんだんに造作を取り入れようとしたら、出てきた見積もり額か、予算わくをゆうゆうと越えました。
わたしがお仕事でしているリノベーション工事は賃貸物件なので、床は、クッションフロアやフロアタイル、壁はビニールクロス、キッチンは、業者さんの割引率の高いメーカーのものを使っています。
その予算を目安にしてしまっていました。
特に、キッチンによって金額が大きく左右されますね。こだわればこだわるほど、見積もり額は上がっていくのでした。
マンションの規定で、床材も直張りの複合フローリングから選ぶことになり、これっていう床材を決められず、もやもやした日々を過ごしました。
予算をあげるか、どうしようか。
そんな中で、再度物件を見に行ったら色んな事を思い出しました。
あんまり大きすぎない部屋がよかったんだ。
そのスペースを無駄なく使える間取りにしたかったんだ。
少しだけ背伸びをしようと思っていたんだ。
いつの間にか、理想ばっかり大きくなっていたのかも。
おうちに帰って、お気に入りの家具を眺めてみたら、この家具がさらに素敵に見える空間を、限られたなかで工夫しながら作って行こう!
そう思えました。
もう一度、見積もりのとりなおし!
業者さんごめんね、と言ったら、
「もう好きなだけ、好きなようにして、僕らはそれを精一杯形にします」
と、言ってくれました。